音遊びは音の学び
楽器を鳴らすものだとまだ知らない赤ちゃん。
月齢が低いうちは、楽器を手にすると、ひっくり返したり、投げたり、なめてみたりと、自由に遊んでいます。
それがどんなものなのか、確かめているのですね。
時折、偶然音が鳴った瞬間に「ハッ」とした表情を見せたりします。
そんな瞬間を繰り返しながら、赤ちゃんは五感を通して自分にとって心地よい音をみつけていくのです。
10〜11ヶ月頃になると、楽器を「音を鳴らすもの」として扱う様子が見られるようになってきます。
周囲に溢れていた雑多な音や、がむしゃらに物と戯れる中で起こった音とは違う
「音」や「響き」
を知り、音を自ら生み出していくという、音楽的な表現行動の芽生えのようなものがあるのではないかと考えられます。
子どもたちの何気ない
「音遊び」は「音の学び」
日常生活の中でいろいろな音を聞くことや遊びの中で、たくさんの表現の芽が育っていくのですね。
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